「ミセスぽよしまイラスト展、「女三十路、夫単身赴任、二児の母が描く、極彩色の嘘世界。」レポート
「2009 アートフェスティバル 中崎町秋まつり」参加を皮切りに開催して参りました「ミセスぽよしまイラスト展、「女三十路、夫単身赴任、二児の母が描く、極彩色の嘘世界。」、大盛況のうちに11月8日、無事、終了しました。
ミセスぽよしま。
不思議な女性であります。
彼女の絵のファン層は広く、「ひと目見たら忘れられない絵」と申しましょうか、生きる力を与えてくれます。
「ぽよしま柄」と、きゅーぴー店長、勝手に名づけましたが、あの、こちゃこちゃとした模様の中にも様々なストーリーが展開され、優れたデッサン力と相俟って、独特の世界観を醸し出しています。
主婦であり、二児の母であり、夫単身赴任(関係ないか)、二世帯同居(もっと関係ないか)という日常の中、「描く」という行為で心象を表現し、それは言葉にすれば簡単なことかもしれませんが、天命を受け、大作をあげ続ける姿からは、気迫というか、鬼迫すら感じます。
作家に対して「才能がある人はいいですね」とのコメントはよくあることですが、才能は全ての人がそれぞれ持ち、切磋琢磨し、表現するかしないかの自由は平等です。
自己への呪いを打ち破り、上質のアートを追求する作家をモデカンギャラリーは応援します。
彼女の作品は変化変容しながら、今後も更に見る者を魅了し続けてくれることでしょう。